それは我が道を成そうとする悲しき魂
- 2014/04/28
- 19:43
人気のない夜の山道。くるくる回る赤色灯と、狂ったように振り回される赤点滅の棒、どうやら検問らしい。何も悪い事はしていないが、嫌な汗とドキドキが止まらない。検問を突破し、ギャギャギャッというタイヤの悲鳴を聞きながら闇の中を疾走する一条のヘッドライトを想像しつつ素直に停車。コンコンと窓をノックする警察官。光の加減で表情が見えない。ただそこには警察官がかぶるヘルメットと、黒く塗りつぶされた顔から覗く歯だ...
答えは自分で探すもの
- 2014/04/28
- 10:38
早朝、車を走らせていた。すると、主婦とおぼしき一人の女性がゴミ集積所のネットを持ち上げ、自分のゴミを中へ入れようとしている。主婦はくたびれたデニムのスカートをはいていたが、はいている意味などないほどにパンツが出ていた。チラッと見えるとかそういったレベルではなく出ている、なんと言ったらいいか、そう剥き出し、剥き出しになっている。ゴミ集積所の10m手前ほどで主婦を発見した時には既にパンツは出ていた。狭...
壁は越えるものにあらず
- 2014/04/19
- 13:50
「越えられない壁もある」と最近思う。みんながみんな同じ壁を越え、同列に並んでしまったら世の中の仕組みが成り立たないのだろうけれど。そう考えると上手く出来ている。あの壁は越えられるがこの壁は越えられない人、この壁は越えられるのにあの壁には歯が立たない人、対極に人がいるから競争が成り立つ、違う壁を目指す人たちがいるから社会が成り立つ。なるほどそうか、壁は無理をして超えるものではないのか、壁の前で立ち尽...