名前の不思議

申請書類などが郵送されてくると、書類の書き方を記した見本が同封されてくる。氏名の欄には、何かをもじった名前が書かれていたりする事が多い。例えば「宮城　太郎」とか、「栃木　花子」とか。

自治体でない場合は「電力　太郎」だったり「水道　花子」なんて時もある。色んなパターンがあるとは思うが、ほとんど「太郎」と「花子」だと感じるのは自分だけだろうか。そしてなぜ「太郎」と「花子」なのだろうかと考えずにはいられない。

これだけ「太郎」と「花子」を推してくるのだから、日本人にとって馴染み深く、多くの人が授けられた名前なのだろうと推察する。ところがだ。調べてみると、ここ100年で「太郎」と「花子」が名前の上位に来たことなど一度もなかった。

見落としているかも知れないが、自分が見た限りではトップ１０にすら入っていない。なのに何故、どうしてここまで「太郎」に「花子」、何が何でも「太郎」に「花子」、猫も杓子も「太郎」に「花子」。

不思議だ。不思議ではあるがどうでもいい、これ以上掘り下げる気はない。今日はそんな話をしたいんじゃない。今日言いたいことは【見本の名前にも　そろそろキラキラネームを採用してもいいんじゃないか】という事。

DQNネームでもいいけど。
山形　安舵流紫亜(やまがた　あんだるしあ) とか。
富山　須亭伊文(とやま　すてぃーぶん) とか。

電話　三角苺(えぬてぃーてぃーしょーとけーき) とか。
江崎　一粒三百米(ぐりこ　きゃらめる) とか。
水道橋　駅前(とーきょー　どーむ) とか。

どすか？
厄介な書類を書くのが楽しみにならないだろうか。
そんな見本をもらってみたい。



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